皆さんがよく耳にするジェルネイルには大きく分けると2種類あります。
それは、「ハードジェル」と「ソフトジェル」で、
この2種類は見た目が似ており一般的に知られておらず、
プロでないと違いを知らない方が多いかと思います。
「ハードジェル」と「ソフトジェル」を使い分けてネイルをしていても、
ジェルネイルが乾き硬化すると目視では全く見分けがつかないからです。
そこで、「ハードジェル」と「ソフトジェル」の違いについて徹底解説していきたいと思います。
ハードジェルの特徴
「ハードジェル」は、ジェルネイルというものが開発された当初からあるもので、
「ソフトジェル」よりも歴史が深いのです。
この「ハードジェル」の特徴は、
その名前の通り仕上がりに強度があり透明感やツヤが優れています。
ただ、「ハードジェル」はリムーバーで溶けないため、ヤスリなどで削り取る必要があり、無理矢理取ろうとすると爪を痛めて傷つけてしまう可能性があります。
ですが、「ハードジェル」のネイル技法として、
重みのあるネイルストーンなどを使った派手なデザインのジェルネイルアートや、
ネイルアートのコンテストで行うロングネイルにも向いています。
ソフトジェルの特徴
「ソフトジェル」は「ハードジェル」よりも後に開発され、
近年ネイルサロンで使用されているジェルネイルのほとんどがソフトジェルなのです。
「ハードジェル」に比べて、付け心地が硬い締め付け感などが少なく柔軟性がいいです。
見た目も薄付きで自爪に近いため爪に乗っている違和感はなく、
その様な違和感が苦手な方にはおすすめです。
そのため、色のバリエーションが多くそろっていますし、
自分好みにネイルを楽しむ事ができます。
ただ、素材が柔らかいため、自爪が極端に薄い方や痛んでいる場合、定着が悪く持ち悪くなる可能性もあります。
また、折れてしまった爪に長さを出したい場合は、「ソフトジェル」だと不向きです。
また、ジェルネイルを落とす際にアセトンという専用のリムーバーを使って溶かして取るので、
「ハードジェル」みたいに削りきる必要はないので簡単に取り外しができます。
「ハードジェル」と「ソフトジェル」の使い分け
「ハードジェル」と「ソフトジェル」のそれぞれの特徴がお分かり頂けたと思います。
そこで、「ハードジェル]と「ソフトジェル」の使い分け方を説明していきたいと思います。
「ソフトジェル」が「ハードジェル」に劣ることはほとんどありません。
ですので、自分で「ジェルネイル」を楽しむ方や、ころころとネイルを変えたい方は、
ネイルオフがしやすく扱いやすいので「ソフトジェル」がおすすめでしょう。
自分でネイルをするのではなく、ネイルサロンでパーツやネイルストーンをたくさんつけたり、思い切り長さを出した派手なジェルネイルにする場合は、
ネイリストさんが「ハードジェル」を使用してくれます。
ネイルサロンでネイルをお願いする場合は、
お客様の希望と爪の状態をみながら「ソフトジェル」か「ハードジェル」かを一緒に決めていきます。
また、最後のコーティングだけを「ハードジェル」にする方法もあります。
ツヤと強度は欲しいけど、なるべく爪に負担がかからないようにする裏技です。
この方法をとっているネイルサロンは結構あります。
選択はデザインによって決めるべし
自分でネイルをする場合は、「ソフトジェル」が「ハードジェル」どちらを使用してネイルするかというより、
自分がしたいデザインやカラーなどで決めるのがいいでしょう。
ネイルサロンの場合はネイリストさんが適したやり方でネイルをしてくれるので、
セルフよりかはクオリティーも高く仕上がります。
ですが、自分の事は自分が1番知っていると思うので、
前回にしたネイルで不都合があったのであればそれを伝えるとネイリストさんも改善はしてくれるでしょう。