話題のノンサンディングジェルについてのお話します。
ノンサンディングジェルはご存知ですか?
ジェルをのせる前の下準備時に爪へのサンディングが必要のないジェルのことです。
サンディングとは、ジェルネイル等を施す際に、爪との密着を良くするために、
ネイルプレート(爪)の表面にキズを付けツヤを無くすことです。
ツヤをなくし、少しだけキズを付けることでジェルのモチをよくします。
ジェルネイルは通常、下準備時にサンディングを行なってから施術します。
今までのジェルネイルはサンディングが当たり前でしたが、
下準備時にサンディングが不必要となります。
爪の形を整えて、消毒して、ジェルを塗布する事が可能です。
爪への密着度が気になると思いますが、ノンサンディングジェルネイルは元々サンディング無しで密着するように作られているので、しっかり爪にも密着します。
ノンサンディングジェルのメリット
サンディングが無しということなので、
直接的な爪への負担が軽くなることが一番の特徴ですがその他にもいいことがあります。
- 削らない分作業時間が短い
- ジェルネイルのオフが簡単
サンディング有に比べるとオフも容易です。
ジェルオフの際に不必要に爪を削ってしまい、
爪を傷めてしまう心配も無くなります。
ご自身で行う場合にはノンサンディングはかなりオススメな商品だと言えます。
ノンサンディングジェルのデメリット
ノンサンディングジェルはいいことばかりなのでしょうか?
それならみんなノンサンディングジェルに変えるはずですよね。
どういうデメリットがあるのでしょうか。
- 定着が元々悪い人には向いていない
- 一般的なノンサンディングジェルはソフトジェルのためロングネイルに向いていない
ジェルネイルのしすぎで自爪が弱ってる方、もともと自爪が薄い方、
もともと定着が良くない方にはノンサンディングジェルも定着しにくいようです。
仕上がりについては、キレイに仕上がり、見た目では、ノンサンディングだから特別な仕上がりになるということも無く優劣はありません。
ノンサンディングジェルネイルはたくさんのメーカーから出ています。
気になる方はぜひ一度、試されてみる事をオススメします!
ノンサンディングジェルネイルの選び方
ジェルネイル製品の中でいくつか見られる「ノンサンディング」「サンディング不要」のものは、
自爪が薄くならずにジェルネイルができるるため、爪への負担は少ないのでしょうか?
サンディングするという行為に注目すれば、ノンサンディングは自爪のダメージを軽減することが可能ですが、
本来サンディングの目的は、ジェルの密着度を高めて、ジェルネイルの持ちを良くすることなので、
サンディングを行わずにジェルネイルの持ちを良くするためには、
何らかの別の作用がある考えられます。
ではその「別の作用」とは?
それは薬剤の「pH値」が異なります。
pH値とは、「酸性」「中性」「アルカリ性」を表す値のこと。
0~14の値まであり、真ん中の「7」が中性となっています。
そして数字が小さくなるほど「酸性」、
反対に数字が大きくなるほど「アルカリ性」となります。
爪の主成分は髪の毛と同じで「ケラチン」というタンパク質であり、
「アルカリ性」にも「強すぎる酸性」にも弱いという性質です。
ケラチンにとってベストな状態は「弱酸性」です。
実は、ノンサンディングで密着度を高めているジェルネイルの中には、
ジェル自体に「強酸性」の性質を持たせている製品が存在します。
強酸性のジェルは、塗布した時点で薬剤で自爪にダメージを与え、
そのことでサンディングのように細かな溝を作っている可能性があります。
そのため、一見では、「ノンサンディングのジェルは爪に優しい」とは単純に判断できません。
そのため、もしも現在ジェルネイル製品をお使いの場合は、その製品が「弱酸性」であるかどうかをチェックしてみてください。
削るサンディングの正しい方法
サンディングのとき、気を付けなければならないことは、
自爪の表面を削りすぎないことです。
爪の表面を削りすぎてしまうと、爪が薄くなり、割れやすくなり、欠けやすくなる。
ジェルネイルの施術前の下準備として自分でサンディングを行うときは、
細かいファイルやスポンジバッファを使用しましょう。
また、ジェルネイルをオフするときは、
ジェルネイルリムーバーを浸透しやすくするため、粗め物をを使用するようにしましょう。
長くジェルネイルを楽しむために、自爪へのダメージの大小を重視して、ご自分に合ったジェルネイルで楽しんでください!